フーガ

「フーガ」（AKA ヒクリ/Cactus 2.0）

モハベ

70cm×70cm

フーガとは、一つの旋律から成り、そこに複数の旋律が織り交ぜられる音楽の一種です。バッハの有名な曲に「小フーガ」があり、この概念をうまく要約しています。少なくとも私にとって、フーガは非常に自然でありながら、構造的にも感じられます。

私にとって、これはフランク・ロイド・ライトとその息子ロイド・ライトの作品を非常によく表しています。カリフォルニア州ロサンゼルス、ウェストハリウッドにあるロイド・ライトのスタジオは、私にとって視覚的な宝物です。景観と建築にサボテンが取り入れられている様子は、とても心を和ませます。サボテンを主題とし、素材の織り合わせとサボテンのフォルムの活用が織りなすフーガのような雰囲気です。

このバンダナには、未来的でありながら建築的な雰囲気も持ち合わせた、メインテーマと、それらを織り交ぜたテーマを織り交ぜました。まるで回路基板の構造のようです。様々なテーマが織り交ぜられていますが、ロイド・ライトのサボテン格子がメインテーマとなっています。お客様が思いつくどんなスタイルや装いにも、きっとマッチすると思います。精巧なデザインはきっと目を引くでしょうし、ライトの作品に詳しい方なら、きっとその類似点に気づくでしょう。

私たちは、スタッコグレージュとセージのようなグリーンを木炭で染めたグレーと組み合わせることで、カラーパレットにユニークなものを取り入れました。

*写真：ジェレミー・スティーンブリック